友人の結婚式に招待された。女性のパーティードレスで悩みの1つが『羽織物』ですね。普段のカーディガンやジャケットはパーティードレスに合わない気がするし、カジュアルになりすぎるのもマナーとして合わないかも。といろいろ考えてしまいます。
そもそも結婚式に招待されたドレスコードで”ボレロ”や”ショール”は必要なのでしょうか?
周りの人に聞くと・・
「みんな羽織ってるから必要なんじゃない?」
「羽織るのがマナーって聞いた事あるけど」
など、理由のハッキリしない返事が帰ってくる事がほとんどです。
本当のところはどうなのでしょうか?
結婚式に羽織物が必要と言われはじめたワケ
「結婚式に招待された女性は、肌を露出してはいけない」イコール「結婚式には羽織物が必要」と言われるようになったのは海外の宗教文化の影響が大きいと言われています。
キリスト教の教会はとても神聖な場所となります。礼拝を受ける際、女性は肌の露出がタブーとされてきました。キリスト教の男性と結婚する場合、教会で礼拝の儀式を受けますが、その場合も服装のダブーに注意し、神様に失礼の無い装いで参加します。もし、肩や胸元が露出されているドレスを着ている場合は、上からショールなどを羽織って参加します。
日本の結婚式は、キリスト教をモチーフにした「チャペル」式が多い為、マナーも真似る事が良しとされてきました。その流れから「結婚式は羽織物が必要」という間違った考えが広がったと考えられます。
最近の日本の結婚式”パーティードレス事情
ここ数年(2014年あたりから)日本の結婚式ジャンルはバリエーションが増えてきました。挙式の種類はさほど増えていませんが、披露宴のバリエーションが増えました。例えば、BBQ(バーベキュー)ウェディング、ホワイトコーデウェディング、フェスウェディング、など、新郎新婦の好きなもの、ゲストと一緒に楽しめるもの、など『テーマ』を設けた『コンセプトウェディング』が増えています。
その前までは、昔からある挙式に加え、挙式会場に併設されている披露宴会場で食事。と言う流れが一般的でした。もちろん今でも一般的な結婚式スタイルは人気があり、その中で、個性を演出しています。
ジャンルの増えた結婚式に参加するゲストの服装はどのように変わったのでしょうか?答えは、結婚式の『自由化』に合わせてパーティードレスも自由におしゃれができるようになってきました。一昔前なら、普段着ないようなパーティードレスとバッグに本心では着たくないと思っている『ボレロ』も必要だったかもしれません。
ですが、今の結婚式ではゲストが選ぶパーティードレスも幅が広がってきました。
例えば・・・・
パンツスタイルが増えた
ドレスコードを設ける結婚式が増えた
ボレロを着ている人はほとんどいなくなった
結婚式のパーティードレスにボレロは必要ない
インスタグラムで#結婚式コーデと検索すると、パーティードレスのコーディネートがたくさん出てきますが、ボレロやキラキラショールを着ている人はほとんど見なくなりましたね。
守るべき重要な事は
◎過度な露出ではない
◎会場の雰囲気に合っている
◎周りを不快にさせない
この3つです。具合的にどうすれば良いのか一緒に考えていきましょう。
確認その1【過度な露出ではない服装】
どこまでが露出しすぎなのかの判断は2つ注意するだけでOK。”胸の谷間が出ていないか”と”太ももが出ていないか”です。
(出典:http://xn--nckaj8a5ewb2i2bza6eb6482zhmja.com/)
胸の谷間が出ていると、日本人はどうしても夜のお仕事の雰囲気が出てしまいます。これはどれだけ羽織物を身につけていてもマナーに欠けてしまいますね。胸元のデザインが素敵なドレスを選ぶなら、おすすめのドレスはこれ。
過度な露出にならないおすすめドレス
(出典:https://the-dress.co/products/detail/222)
デコルテから胸元がレースになったmameのドレス。露出している感は全く感じず、それでいてレースが上品。これなら透け感があっても過度は露出にはなりませんね。
(出典:https://the-dress.co/products/detail/122)
深いVネックもパンツスタイルならマニッシュな印象に。丸首だと顔が大きく見えてしまう事を気にされる方もいると思います。そんな時は今流行りのオールインワンで結婚式に参加してみるのもおすすめです。
上半身の露出をチェックしたら次は”太ももの露出”です。
(出典:https://www.pinterest.jp/)
とても素敵な赤のロングドレス。かなり深いスリットが入っていますね。ドレスが素敵なのはわかるんですが、結婚式では不向きなデザインですね。主役の花嫁よりも目立ってしまいます。スリット入りのパーティードレスは滅多に無いと思いますが、膝上の丈にも注意したいところ。過度な露出と感じさせないドレスの着丈でおすすめはこちら。
(出典:https://the-dress.co/products/detail/196)
ロングドレスでも足元がシースルー。ロングでも足首丈ならチャレンジのハードルも下がりますよね。しかも足元に透け感があって重さも感じないデザインです。
(出典:https://the-dress.co/products/detail/148)
ミニ丈でも袖ありでいやらしさの無い露出。こちらはかなり短めではありますが、胸元の露出が無い点と袖ありなので周囲から見て不快感はありません。袖のフリルがとてもオシャレでドレスのメインになりますね。
確認その2【会場の雰囲気に合っている】
結婚式でも会場によってパーティードレスが変わるの?!と思われた方もいらっしゃると思います。これは、結婚式の多様化によって、その場に合わないドレスアップを見かける事が増えてきました。せっかく参加した結婚式で自分だけ浮いてしまう。なんて事が無いように頭に入れておきましょう。
スタップ1 招待状が届いたら会場のレベル感を調べましょう。
ホテル・結婚式場 → フォーマル(パーティードレス、着物)
レストラン → セミフォーマル(パーティードレス、ワンピース)
アウトドア → カジュアル ※招待状にドレスコードが設定されている場合が多いです。
また、ご祝儀制なのか会費制なのかでも判断できます。
ご祝儀制(3万円)→ フォーマル(パーティードレス、着物)
会費制(1万円〜2万円) → セミフォーマル(パーティードレス、ワンピース)
会費制(1万円以下)→ カジュアル
カジュアルの幅が難しいところですが、Tシャツやデニムを避ければOK。
フォーマルの例はこちら⬇︎
セミフォーマル例はこちら⬇︎
カジュアル例はこちら⬇︎
確認ポイントも最後になりました。
確認その3【周りを不快にさせない】
先に説明した、確認1と確認2のポイントを守って入れば、周囲を不快にさせる事はまず無いと思っても大丈夫です。あえて気をつけるポイントだけ頭に入れておきましょう。
結婚式で選ぶパーティードレスの色
これはみなさんよく知っていると思います。結婚式のパーティードレスでは「白」は避けましょう。理由はウェディングドレスとかぶってしまうから。と言っても、全身白を避ければ大丈夫。パーティードレスの一部に白が入っていたり、白地に模様や柄が入っているものはOKです。
結婚式でOKな白はこちら⬇︎
(出典:https://the-dress.co/products/detail/227)
(出典:https://the-dress.co/products/detail/239)
避けるべきモチーフや飾り
「ドクロマーク」「スタッズ」「クラッシュ」は結婚式のパーティードレスには合わないので避けましょう。実際、参加した結婚式で、ショールにドクロのマークが散りばめられていたゲストを見た事がありますが、特に親族の目が怖かったです・・・。
(出典:http://www.okoku.jp/)
新郎新婦に失礼でなければコーディネートは自由です
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。このページに訪れてくださった方は、パーティードレスで羽織る「ボレロやショールに違和感がある」方が多いと思います。
考えてみてください。ご自身が花嫁だとします。ご友人や他の女性ゲストがノースリーブのパーティードレスを着ていて不快に感じますか?
「不快ではない」が答えだと思います。むしろ、オシャレをして着て欲しいですよね。
結婚式ゲストのパーティードレスにボレロやショールは必要ありません。気にせずオシャレをしてお祝いに参加しましょう。
いかがでしたか?結婚式に招待されてパーティードレスに迷っていた方、参加した事は合ったけど知らなかった事を発見できた方がいらっしゃれば嬉しいです。
マナーをちゃんと守って楽しい結婚式を楽しんでくださいね。