結婚式の二次会やレセプションパーティー、婚活パーティーなどでよくある形式が、立食パーティーです。結婚式の披露宴のような着席形式のパーティーとは違い、立食パーティーだからこそ気をつけるべきマナーがあります。今回は立食パーティーでの注意すべきマナーと服装についてご紹介します。
■立食パーティーでの服装で気をつけるべき3つのポイント
立食パーティーは基本的に同じ場所に居続けるのではなく、参加する皆さんが移動することで多くの交流や出会いができるような設計になっています。目的は食事をすることではなく、あくまでいろいろな方とお話をすることになります。その目的を踏まえた服装をご紹介します。
①動きやすいドレスを選ぶ
立食パーティーでは、基本的にずっと立っていたり歩いているものです。また、立ったまま食事を取り分けたり食べたりしますので、できるだけ「動きやすい服装」がベターです。例えば、非常に高価なドレスやロングドレスや腕が動かしにくいもの、スリーブ(袖)が長いものなどは立食パーティー向きではないでしょう。
例えば、このようなドレスが立食パーティーに向いていると言えるでしょう。
mame(マメ)リバーレースクラシカルドレス
まるでレースのケープを羽織っているかのようなデザインのmameのドレス。美しいレースを多用しているmameらしい特徴的なドレスですが、立った時にすらっとまっすぐに美しく映るデザインで、かつ動きやすく立食パーティーにもってこいの1着です。
kate spade new york(ケイトスペード ニューヨーク)コットンシルクフレンチドレス
シンプルなデザインのケイトスペードのドレス。パニエなしでもふわっとしたデザインで、動きやすいのに上品なデザイン。
YOKO CHAN(ヨーコチャン)ヘムピンセットドレス
ブラックのドレスだと汚れも目立たず便利。柔らかい生地でありながら上品なので立食のシーンに重宝します。
Drawer(ドゥロワー)フレンチスリーブドレス
肩が少し隠れるデザインなので露出も少なく、どのような場のパーティーでも活躍します。また、ゆったり着るデザインなので立食で動き回るのにも重宝しますね。
Stella McCartney(ステラ マッカートニー)ツイルコクーンシフトドレス
二の腕を隠したいならハーフスリーブドレスがオススメ。立食の際にも袖が邪魔にならないので便利ですよ。
N°21(ヌメロヴェントゥーノ)レースフレアドレス
パーティーの場でも映える鮮やかなブルーのN°21のレースドレス。過度にボリュームがあるわけではないので立食の場にもマッチします。
Deuxieme Classe(ドゥーズィエムクラス)ノースリーブオールインワン
最近のドレスシーンにはオールインワン(パンツスタイル)という選択もありですよね。パンツなのでスカートのように裾が気になりませんし、動きやくす立食パーティー向きのおすすめドレスです。
②靴はできるだけ履きなれたヒールで選ぶ
立食パーティーといえども基本的にパーティーなので、ドレスに合うヒールが良いでしょう。カラーはドレスにあったカラーで、例えば上記でご紹介したドレスでいうと、「ブラック」、「ベージュ」、「ブルー」のヒールがおすすめです。
立ちっぱなしでとても疲れますので、履き慣れていない場合は、早めに購入して事前に何度か履き慣らしておくと良いですよ。ヒールに履きなれていないと、疲れてしまいパーティーを楽しむどころではなくなってしまいます。
その反面、履きなれているからといってくたびれた靴を履いてきてしまうと、華やかさや上品さに欠けてしまい残念な感じになってしまいます。加えてドレスに全く合わない靴でいうと、フラットシューズ、ウェッジソール、つま先やかかとが出る靴は選択しない方が良いでしょう。
③バッグは小さめの肩掛けパーティークラッチバッグを選ぶ
大きいバッグはパーティー向きではありませんし、ちょっと野暮ったくなってしまいますよね。立食パーティー会場に持ち込むのは小さめのクラッチバッグで、且つ肩に掛けられるデザインのクラッチバッグがおすすめです。
肩に掛けられることで両手が空きますので、食事をしたり、名刺を交換したりする際にも荷物になりませんのでとても便利です。いわゆるセカンドバッグのように手で持っていけないようなバッグは荷物になってしまうのでオススメしません。また、大きなバッグがある際には、事前にクロークで預かっていただくと良いでしょう。
■立食パーティーで気をつけるべき10のマナー
①料理は順に少しづつ取り分ける
料理は少量づつ取り分けましょう。お皿に盛る量はお皿全体の3/4程度にするのがポイント。残りの1/4部分は指でもって運べるようにします。
②お皿は一人一回につき一枚が基本
一度に多くのお皿を使うと、見た目的にガツガツしており印象悪くなってしまいます。また、立食パーティーはテーブルが小さくお皿の置く場所も制限されますので一度に多くのお皿を使わないようにしましょう。2回目以降は同じお皿を使わないなくても大丈夫ですよ。古いお皿は、スタッフの方に声をかけて下げていただきましょう。
③お皿に料理を盛りすぎない
山盛りになった状態のお皿は好印象ではありません。また、食べられない量をとりわけ食べ残ししてしまうのは絶対にNGなのでやめましょう。
④料理をがっついて食べない
立食パーティーに限ったことではありませんが、料理をガツガツ食べているのはあまり好印象ではありません。しかも立った状態ですからね。あくまで交流の場であることを念頭に置いて、控えめにお食事をしてくださいね。
⑤グラスを持つ時は上品に
ワイングラスを持つ時は上品に持ちたいところ。こうしなくてはいけないという持ち方があるわけではございませんが、下記の画像のようにグラスの脚の部分を持つことで、ワインを注ぐ部分に触れないので指紋でベタベタすることなく綺麗に持つことができ上品な印象になります。
⑥飲み食いしながら歩かない
こちらも立食パーティーに限ったことではありませんが、口に何かを含みながら歩き回るのは決して美しい姿とは言えません。食べ歩き、飲みあるきをしないようにしましょう。
⑦バタバタ走らない、ゆっくり歩く
多くの人が出席している立食パーティー。周囲の方もワイングラスなどを持っています。周りの方にぶつからないように注意して歩くのは最低限のマナーです。周りの方にも非常に迷惑になりますので、絶対に走らないようにしましょう。ゆっくりと優雅に歩く姿は素敵ですよね。
⑧椅子を占領しない
立食パーティーでも壁際に椅子が置いてあることがあります。この椅子は、年配の方や足が疲れてしまったり体調が悪くなったりした方がお休みになるためのものです。バッグや他の荷物を置いて占領したり、座って話し続けるのは周りの方の迷惑になりますので注意しましょう。
⑨姿勢よく美しく立つ
せっかく美しいドレスを着ているのに、姿勢が悪かったり壁に寄りかかっていたりしては台無しになってしまいます。なかなか大変ではありますが、常に「頭のてっぺんを紐で引っ張られている感じ」を意識してすらっと立っていられるように心がけましょう。
⑩笑顔で自分から話しかけよう
せっかくの交流の場ですので、いつも笑顔で自ら声をかけていきましょう。ムスっとしていては、周りの方は話しかけにくいでしょう。もしシャイな性格で知らない人に話しかけるのが苦手でも、笑顔でいれば話かけていただけますよ。
いかがでしたか?
出会いの多い立食パーティー。新しい出会いの場であるのに、マナーに欠けていたり失礼な振る舞いをしてしまっては他の方の目には魅力的な女性として映らないでしょう。パーティー慣れして完璧にこなす必要はないですが、最低限のマナーを守り、場にふさわしい素敵な服装を身にまとって交流を楽しみましょう。