結婚式披露宴にお呼ばれした際に、マナーを知らないとドキドキして楽しむべき披露宴も楽しめなくなってしまいます。そこで今回は披露宴を通してのマナーをご紹介したいと思います。
■結婚式披露宴の受付までのマナー
会場への到着時のマナー
会場への到着は余裕を持って30分前ぐらいには到着する目安で行動されると良いでしょう。やはり遅刻はしないのが一番。もし遅刻をしてしまったらこちら(結婚式に遅刻しちゃった!そうなる前に読んでおくべきお呼ばれマナー)をご参考にしてください。
クロークの利用時のマナー
受付前までに、大きなバッグ・荷物や冬のコートなどはクロークに預けましょう。大きな荷物やコートは披露宴会場には持ち込まないのがマナーです。
会場受付でのマナー
受付ではご祝儀をお渡ししますが、「この度はおめでとうございます。」と言ってご祝儀を受付の方に渡します。その際に受付の方が字が読める方向に両手を添えてご祝儀をお渡ししてください。芳名帳に名前を書く際は丁寧に書いてくださいね。なお、受付は開宴の15分前ぐらいまでには終わらせておくと良いでしょう。
■開演前までのマナー
控え室でのマナー
新郎新婦やその両親・親族がいる場合は、きちんとご挨拶をしてください。「この度はおめでとうございます。本日はお招きいただきありがとうございます。」もしご両親が初めて会う場合などには、「新婦の友人の○○です」と自己紹介するのを忘れずに。
会場への入場のマナー
開演の時間になると会場の係りの方が入場を促します。入場する際は、会場の中央を突っ切らずに会場の壁際に沿って自席まで行く方が良いです。
着席の際のマナー
テーブルの上の名札を確認して着席しましょう。テーブルマナーとして「洋室では右側が上座にあたるため、左側から椅子に座るのがマナー」というのがありますが、ここはそれほど気にしなくても良いでしょう。
着席の際の荷物に関するマナー
バッグは膝の上か、背中と椅子の背もたれの間、椅子の下、もしくはバッグハンガーがあればテーブルにかけると良いでしょう。背中と椅子の背もたれの間に置くと姿勢が悪くなるので良くないというマナーもあるようですが、そこはあまり気にすることはないでしょう
着席後のマナー
もし、同じテーブルに初対面の方がいたらご挨拶と軽く自己紹介をしましょう。お互いが新郎新婦を通してどのような接点があるのかがわかると、その後も話しやすいですよね。
■開演後のマナー
乾杯の際のマナー
乾杯の際は、お酒が飲めなくてもお酒で乾杯してください。乾杯は目線の高さぐらいが良いでしょう。
ナプキンの使い方
ナプキンは膝の上においてください。間違っても赤ちゃんのスタイのような使い方はしないでくださいね。なお、ナプキンは二つ折りにした内側を使って口元や指先を拭いてください。
■食事中のマナー
カトラリーの使い方
カトラリーとは、フォーク、ナイフ、スピーンの総称です。これらの使う順番は外側から順番に使うということを覚えて置きましょう。料理に合わせてカトラリーも順番に置いてありますので、外側から使ってくださいね。また、フォーク、ナイフを使い慣れてない方もいるとは思いますが、あまりカチャカチャと音を立てないようにしてくださいね。
カトラリーを落としてしまったら
カトラリーは自分で拾わないのがマナーとなります。係りの方を呼んで取り替えていただきましょう。
食べるタイミングのマナー
食べるタイミングはテーブルのすべての方の料理が揃ってからというマナーがあります。とはいえ、ここはそれほど気にしなくてもそんなに失礼には当たらないと思います。
食べるスピードについて
できる限り周りの食べるペースに合わせましょう。というのも、先ほどのタイミングにもあります通り、一人だけ遅れてしまうと、テーブル全体の配膳が遅れてしまうからです。周りへの配慮ということで気をつけましょう。
中座するときのマナー
中座するとき、ナプキンは椅子の上に置きましょう。食事中であれば、ナイフとフォークは「八の字」に置きましょう。
食事中のお手洗いマナー
披露宴中はできるだけお手洗いにいかないのがベストではありますが、どうしようもないこともありますよね。その場合、できればお色直しで新郎新婦がいないタイミングが良いでしょう。とはいえ、生理現象なのであまりタイミングを気にする必要はなくプログラムとプログラムの合間にいくのが良いでしょう。
食事が終わった後のマナー
食事が終わったら、ナプキンを軽くたたんで置いて置きましょう。綺麗にたたむことは「食事やサービスが良くなかった」という意思表示になるのでこの点は注意が必要ですね。また、カトラリーは「二の字」においてください。
■その他のマナー
お酌をしに行って良い?
本来披露宴とは招待した側がおもてなすものなので、招待された側が新郎新婦やご両親にお酒を注ぎに行くことはあまりお勧めできません。が、新郎新婦にお酒を注ぎに行きたくなりますよね。そういうシーンも一般的なものなので、あまり気にしなくても良いかもしれませんね。
同じテーブルのゲストとの会話のマナー
あくまで披露宴なので、大声で話したり騒いだりするのは、どんなに楽しくてお酒に酔っていてもさすがにNGです。ご両親や親族やいらっしゃる場であることを忘れずに。
お酒の飲み過ぎにはくれぐれも注意を
お祝いの席だからといって、お酒の飲み過ぎには注意してくださいね。
いかがでしたか?
特に初めて結婚式披露宴にお呼ばれした方などは、一度読んでから参列されると安心して披露宴を楽しめると思います。マナーの基本は、周囲に不快感を与えないということです。マナーに縛られて堅苦しくなる必要はないですが、最低限のマナーは守りつつ結婚式披露宴を存分に楽しんじゃいましょう。