友人の新郎新婦から結婚式のスピーチを依頼されるということはとても光栄で嬉しいことだと思います。しかしながら、多くの人にとってたくさんの人の前できちんとした話をするというのはとても緊張することです。そこで今回はスピーチを成功させるコツをご紹介したいと思います。
■目次
■結婚式・二次会でスピーチを成功させるポイント
結婚式でのスピーチは、新郎新婦の両親や親戚もいれば、会社の上司の方もいます。スピーチを「きちんと綺麗にまとめないと」と思うと逆に緊張してしまうものです。スピーチを成功させるためには事前準備が大切。
まずは身なりをきちんとしましょう
「人は見た目が9割」という書籍があるぐらい身なりは大切なものです。友人だけでなく、新郎新婦のご両親や親戚、仕事関係の上司の方などもいらっしゃいますので、身なりに関してはしっかり整えていきましょう。
まずは話す内容を書き出してみよう
まずは新郎新婦との思い出や自分が知っている二人のエピソードなどを小さなことでもいいのでどんどん書き出してみましょう。そうすることで、今回のスピーチでどのようなことを話そうか?ということが自然と決まってきます。その上で話すべき項目ごとに肉付けをしてきます。きちんとお祝いの気持ちが伝わっているか?内輪ネタになっていないか?を確認しましょう。その上で、「笑い」を取れるネタを差し込むことができればベターですが、無理してウケを狙って寒くなるぐらいならシンプルにした方が良いでしょう。無理せず「自分の言葉」で書いてみるのがポイントです。
とにかく事前の練習しましょう
書き出した文章を、何度も声に出して読んで練習しましょう。結婚式は分単位でスケジュールが組まれていますので、特に与えられた時間内できちんとおさまるか?という点を確認してください。一人で話すだけでなく、家族や友人の前で声を出して話す練習をすると効果的ですよ。
当日話すときに緊張をほぐすには
「失敗してしまうので?」と考えてしまうことから緊張が始まりますので、まず初めに「本日はとても緊張しておりまして、お聞き苦しい点があるかと思いますがよろしくお願いします。」と言ってしまうことで自分自身が楽になり緊張がほぐれるでしょう。また、聞いているゲストの方々が「大勢いる」と考えると緊張してしまいますが、新郎新婦や親しい友人の目を見てその人に向かって1対1で話しているようにすることで話しやすくなります。また、スピーチは自分が思っているよりも早口になりがちで、聞いている方は自分が思っているより聞き取りにくいものです。姿勢を良くして、深呼吸をして、はっきりとした発音で、ゆっくり話すことを心がければ自然と緊張もほぐれるでしょう。
■スピーチの組み立て方
スピーチをゼロから考えて文章を作っていくと、本当に意外に大変です。スピーチには基本形というべき型があります。まずこの基本を押さえ理解した上で肉付けしていくと良いでしょう。
・スピーチの基本構成
- 祝福の言葉&自己紹介
- 新郎新婦とのエピソード
- 締めの言葉
上記が基本の構成となります。もちろんこのままでなければいけないということではなく、オーソドックスな形として覚えておくと良いでしょう。
①祝福の言葉&自己紹介
まずはとにかくご挨拶。新郎新婦、両家の親族への祝意を表し、自己紹介として自身の名前と間柄についてお話しします。冒頭で間違えたりつっかかってしまうと後にひきづりますので、この部分は覚えてしまうぐらいが良いでしょう。自分自身が「新婦の友人」としてスピーチする場合は、下記のような内容が一般的ですので参考にしてみてください。
お二人、並びにご両家のご親族の皆様には心よりお祝いを申し上げます。ただ今ご紹介にあずかりました、新婦と同じ大学の○○でございます。僭越ではございますが、友人を代表してこの場で挨拶をさせていただきたいと思います。
このタイミングで新郎新婦やご両親が立ち上がっているケースがあります。その際は
皆様、どうぞご着席ください
と着席を促すようにお声がけください。また、年上の方への配慮の言葉として
僭越ではございますが、友人を代表してこの場で挨拶をさせていただきたいと思います。
という言葉も添えましょう。
②新郎新婦とのエピソード
ここでは新婦との思い出話やエピソードをふまえ、新婦の人となりをご紹介します。スピーチをお願いされる間柄であれば、お二人の間だけのエピソードもたくさんあることでしょう。しかしながら、ここでのポイントは「エピソードは多くならないように一つ二つに絞る」ことが大切です。多くの話をしてしまうと、だらだらと冗長になってどこに話のポイントがあるかわからなくなってしまいます。あとは難しく考えずに「友人の一生に一度のハレの日をお祝いする!」という気持ちが伝わるようにすれば全く問題なしです!その際、上にも書きましたが「自分自身の言葉で話す」ことが重要です。
③締めの言葉
この部分は締めの挨拶ではありますが、自分から新しい生活を始める新郎新婦へのメッセージを送る重要なところです。自分自身の言葉で、これから新たしい生活を始めるお二人へのエールをこめた温かい言葉で締めてくださいね。
長くなりましたが、これを持ちまして私の挨拶とさせていただきます。本日は本当におめでとうございます。お二人の末永い幸せをお祈りいたします。
■席を立ってからスピーチするまでの流れ
司会者から紹介されてから、スピーチ終了後席に着くまでの流れをご紹介します。
基本的には結婚式場での披露宴の場合、近くにアテンドをしてくれるスタッフの方がいるので、その方の指示を受けながら行動すれば大きな問題はないです。司会者から紹介される前から、スタッフの方は「そろそろスピーチ始まります」と声をかけてくれます。その後のざっくりした流れは下記になります。ただ、この通りのままにならなくてもお祝いする気持ちと丁寧な態度であればなんら問題ないので、ゆったりとした気持ちで臨んでくださいね。
・司会者から紹介されたら、着席したまま軽く一礼する
・席を立ちその場でゲストに一礼をしマイクまで移動する
・マイクの前で新郎新婦に「おめでとうございます」一礼し、スピーチを始める
・スピーチ終了後、ゲストと新郎新婦にそれぞれ一礼します。
・マイクから席まで移動し、軽く一礼して着席する
緊張して焦るとせかせかとした動きになってしまいがちですが、ゆっくりと挨拶しゆっくり歩くと堂々として素敵に映りますよ。
■やってはいけない! NGポイント
結婚式でのスピーチは大勢の前ですし、また、その場を盛り上げようとすると緊張するものですよね。とはいえ、なんとか笑いを取ろうとしすぎて「場をわきまえない」発言や行動をするのも問題ですね。結婚式はあくまで新郎新婦が主役であり、ゲストも両親や親族を含めた様々な方がいらっしゃいます。この点を改めて認識した上でスピーチ内容の組み立てを行っていただければと思います。まさに「親しき仲にも礼儀あり」ですね。
くだけた内容にしすぎない
笑いを取ろうとくだけ過ぎて、下ネタなどを連発することは「場をわきまえない人」という印象を与えてしまいます。ご両親や親戚など様々なゲストが出席しておりますので、ゲストが不快にならない程度の安心した内容である必要があります。
過去の恋愛話や暴露話をしない
新郎新婦との仲がいくら仲の良い間柄であったとしても、過去の恋愛話やdisるような話はNG。周りで聞いているゲストも気持ち良いものではありません。
自慢話をしない
こちらもたまに見かけますが、自分の会社自慢や自身の実績などのスピーチを長々としている方がいます。本日の主役はあくまで新郎新婦であり、その点を認識してスピーチの内容を組み立ててくださいね。
ダラダラと長く話さない
スピーチは要点を伝えながらもコンパクトに収めるのがコツ。ダラダラと長くなると聞いているゲストも興味を失ってしまいますよ。
内輪受けにしかならない話をしない
内輪の人間しか理解できないことや笑えないことばかりを話すのはやめましょう。それ以外のゲストが興味をなくしてします。
スピーチするまでお酒はほどほどに
緊張するので少々のお酒は良いかと思いますが、さすがにスピーチするときにベロベロに酔っ払って赤い顔をしていては新郎新婦にも迷惑をかけてしまいます。お酒はスピーチ後にするようにしましょう。
■スピーチで好印象のおすすめドレス
結婚式は親族、親戚、会社関係、友人、同世代から年配の方まで幅広い層の方が出席されています。その中でスピーチをするということは、場の雰囲気を壊さないドレスを選ぶのがベターです。ただ、やはり結婚式は華やかな場であるので華やかさも忘れないようにしましょうね。
kate spade new york(ケイトスペード ニューヨーク) コットンシルクフレンチドレス
FOXEY NY(フォクシーニューヨーク) デイジードレス
EMILIOPUCCI(エミリオプッチ) オリジナルビジュードレス
YOKO CHAN(ヨーコチャン) パールドレス
YOKO CHAN(ヨーコチャン) ペプラムドレス
いかがでしたか?
大勢の前で話すのは誰でも緊張するものです。「よく見せよう!」「失敗したくない」ということは考えずに、自然体で話しかけるように新郎新婦に言葉を送ることができたなら、素敵なスピーチになると思いますよ。